パワーコンディショナー選びは複数の基準で行なう

パワーコンディショナーとして太陽光発電パネルとの相性を考えた上で選ばなければ、思い描いた生産性が出せません。単なる直流を交流に変換する機械と考えていたのでは、思わぬ落とし穴に嵌ってしまうでしょう。パワーコンディショナーは、太陽光発電パネルの最大出力点をいかに迅速に把握して動作させることが出来るかという点が重要です。変換効率以上に、最大出力点を適切に設定出来ることが求められています。

太陽光発電システムを導入していると、大規模災害発生時にパワーコンディショナーへ自立運転スイッチが付いていれば、売電を停止して自宅のみで電力を使えます。周囲一帯が停電となっている時でも、一定の日照があれば電気を自給自足出来るので、自立運転時に使用できるコンセントが付いているか確認しておくと良いでしょう。太陽光発電パネル単体では、電力供給が出来ない点を理解した上で、平常時と大規模災害時の使い方について考えておけば、多機能製品がいかに優れているか分かります。パワーコンディショナーの中には、複数の太陽光発電パネルを並列と直列に切り替えることで、昇圧回路と接続回路を兼ね備えた製品があります。

同じ日照度であっても、南側と東西側では日照度が異なるケースは少なくありません。異なる電圧で発電された電気を、回路接続を切り替えることで電圧を揃えることが出来れば、効率良く発電出来るわけです。パワーコンディショナーの役割は多機能化しているので、総合的に発電量を安定して最大化出来る製品を選ぶと良いでしょう。