パワーコンディショナーを選ぶときのポイントとして、他の設備と組み合わせたときの相性を考えます。太陽光発電システム一式を提供しているメーカーの場合、パワーコンディショナーだけ取り出して他社製品と組み合わせても相性が悪く、動作不良を起こす危険性があるのでこのような使い方はできません。パワーコンディショナー専門メーカーの製品であれば他社製品と組み合わせられますが、スペックの保証はないのでシステム一式で比較した方が良いです。設置場所によって使用するタイプが異なり、寿命にも差が出ます。

屋内型は風雨から守ることができるので寿命が長くなりますが、小型の冷房程度の設置スペースが必要になります。騒音も発生するので、発電が行われる時間帯に人がいる部屋の近くに設置しているとストレスになる可能性があります。また、発電規模が大きくなると最大定格出力が大きなパワーコンディショナーにしなければなりませんが、サイズも大きくなるので屋内への設置が難しくなります。屋外型は騒音に悩まされることがなく、設置スペースもある程度自由になります。

風雨にも耐えられる構造になっていますが、負荷は避けられないので屋内型よりも需要は短くなります。壊れやすい設備であるため、家の新築と同時に導入する場合はスペースを確保して屋内型を使用すると良いでしょう。既存の家に導入する場合も最初に屋内に設置できないか検討し、適切なスペースが見つからないときに屋外型を選びます。