最大出力によって異なるパワーコンディショナーの価格

パワーコンディショナーは太陽光発電にとって必須の精密機械です。太陽電池モジュールは直流の電気を発生しますが、それを家庭で利用できる交流電流に変換する役目を持っているのが、パワーコンディショナーです。現在、太陽光発電メーカーが様々なタイプを販売していますが、屋内設置型で変換効率95%以上の高性能パワコンの価格が、30万円弱となっています。また騒音の心配がない屋外タイプで、変換効率が94%のものが約39万円という価格です。

尚、これらは最大出力が3kWの場合で、4kWになると屋内設置タイプで27万円から37万円前後の価格となります。さらに最大出力5.5kW以上の場合は、メーカーにもよりますが、屋内タイプで42万円から52万円前後、屋外設置タイプで37万円以上という価格帯になっています。変換効率は94%から96.5%と、いずれも高性能です。尚、設置する太陽光パネルの最大出力に合わせて、パワコンの出力も選びます。

そして太陽電池が高出力であっても、パワコンの出力が低いと、それ以上の発電はできません。また太陽光パネル自体は20年から40年の耐久年数がありますが、パワーコンディショナーは10年から15年でメンテナンスを必要とします。太陽電池モジュールは風雪にも強く、発電効率が落ちることは少ないですが、パワコンは10年以上経過すると内部が劣化し、変換効率が落ちます。そのため必要に応じて、部品の交換や新規購入が推奨されています。